なぜ食べるのか?引越し蕎麦の由来を調べてみた

引っ越しした日にはそばを食べる、なんて風習が日本にはあるわけです。

 

今の若者も起源が分からずに、引越し時にそばを食べる、なんてことを行っているんですよ。

 

こちらでは引越しそばの由来についてお教えします。

 

 

■そもそも「そば」を挨拶として配っていた

 

・昔はタオルなどの粗品の代わりが「そば」だった

 

粗品として配っていたのが、そばであったわけですが、それ自体を「引越しそば」と呼んでいました。

 

ちなみに歴史はかなり古いです。

 

明治期よりもさらに昔で、江戸時代にまで遡らなければならないほどです。

 

当時は長屋などに住んでいると、新しく引っ越してきた人が、家主はもちろん。

 

向こう三軒の両隣に挨拶としてそばを配っていました。

 

そばは当時としても邪魔にならないですし、ありがたがられたようです。

 

そもそも、アレルギーでもなければ「そば」のことが嫌い、といった人はあまりいませんよね。

 

・そばの前には他のものを送っていたことも判明

 

江戸時代中頃からそばを送り始めてたわけですが、その前はお餅や小豆粥を送っていたそうです。

 

・そもそも何故そばが贈られることになったのか?

 

そばの形状に意味が隠れていました。

 

そばは長いですよね。

 

縁起がいい言葉になぞらえて贈られるようになった、と考えられています。

 

細く永くお付き合いして下さい
おそばに末永くおかせてください

 

このような意味合いを持っていたそうなのです。

 

なかなか洒落を聞いた贈り物ですよね。

 

そんな意味合いがあるのでしたら、もらった方も悪い気は全くしません。

 

ただ、もうひとつの理由も隠れていたそうなのです。

 

江戸時代の庶民が行っていた習慣なので、お金をそれ程かけられません。

 

安くなければ大変だったのです。

 

実は、江戸時代にはそばが非常に安いものでした。

 

安上がりだったので手を出しやすかったわけです。

 

いまで言うファストフードのような感覚で利用されていたので、低価格で手に入りました。

 

また、貰う方としても安いものなので、気兼ねなくいただける、といったことがあったのかもしれません。

 

 

■現在ではどのような贈り物が人気なのか?

 

・タオル
・洗剤の詰め合わせ
・石鹸
・ラップやジップロックなど

 

大きな特徴は、生活必需品が中心であることです。

 

さらに、衛生面の問題もあり、現代では食品が引っ越しの粗品として贈られる機会は減ってきました。

 

引越しそばの時代とは大きくかけ離れたものを送る習慣となっていますが、引っ越しの時に粗品を贈る気持ちはいまでも一緒ですよね。