よくある引越しでの破損。賠償額はどうやって決まる?

引越し作業をするうえで荷物が破損してしまう、ということは十分に考えられます。

 

その荷物が貴重で高価なものであった場合には、嫌な思いをしてしまうわけです。

 

そこで注目して欲しいのが、引っ越しの荷物が破損してしまった場合は引越し業者が補償してくれるのか、ということです。

 

さらに、賠償をしてくれるとなった場合には、賠償額はどのように決まるのでしょうか。

 

こちらでは引越しによる荷物の破損と、補償について徹底解説します。

 

 

■引っ越しの破損は補償の範囲内である

 

・保険によって補償されるシステムあり

 

そもそも引越し業者は保険に加入しています。

 

保険に加入をしているので、もしも荷物が壊れてしまった場合には、補償してくれる、といった状態になるのです。

 

ただし、すべての引っ越しの荷物の破損が補償されるわけではありません。

 

業者のミスが関わっているのか、それとも関わっていないのか、といったことが関わってきます。

 

引越し業者のミスがなかった場合には、保険で補償されることはありません。

 

引越し業者のミスというのは少しわかりにくくなっているので、契約を結ぶ前にしっかりと確認しておきましょう。

 

ちなみに、しっかりと梱包しており、その上で配送中に荷物が破損してしまった場合には、基本的に補償の対象となる、という点は覚えておきましょう。

 

一方で、梱包が甘かったり、利用者の責任で荷物が破損したと考えられたりする場合には、補償の対象外となってしまいます。

 

特に梱包については、しっかり行っておかないと荷物が破損しやすいので注意して下さい。

 

 

■引越し荷物の破損における補償の内容

 

・修理について

 

破損した部分が直せると判断した場合には、引越し業者が一時的に荷物を預かります。

 

そして破損箇所の修復を行って返却します。

 

修理できる場合には、お金で補償してくれる、といった状態にはなりません。

 

軽度な破損については修理で対応してくる可能性があります。

 

 

・代替え品との交換について

 

破損してしまった荷物と、同価格帯の代替え品を交換する対処法になります。

 

30,000円の価値のある家具が破損してしまった場合には、30,000円程度の家具と交換する、といった対処方法になります。

 

破損して直すことが出来ない、といった状態になってしまった場合には、代替え品との交換が行われるわけです。

 

 

・弁償について

 

お金で補償してくれることになります。

 

破損した荷物の価値をまずは見積もります。

 

その金額分を補償してくれる、といった内容になるわけです。

 

ここで注意したいのが、弁償額はその商品の元々の価格ではない、ということです。

 

現在の価値はどのくらいなのか、といった見積もりを実施し、その見積もり額で弁償する、といった内容になっているのです。

 

たとえば、購入した時は10万円であったとしても、引越し荷物として破損してしまった時には20,000円の価値になっていた、と判定された場合には20,000円が弁償の対象になります。

 

購入した時の価格である10万円が弁償対象ではないので、その点は覚えておかなければなりません。

 

 

【弁償額を決めるのは誰なのか?】

 

引っ越し業者が鑑定することになります。

 

この点は納得がいかない、といったケースもあると思います。

 

もしも弁償となった場合には、第三者に鑑定してもらう、といった事をしてもらえるように交渉を進める方法もあります。

 

特に価値がある、といったものを破損してしまった場合には、業者側の言い値の補償額しかもらえないのは納得いきませんよね。

 

交渉の余地は十分にあるわけです。

 

 

■引越し業者の補償の優先順位とは

 

・最も優先されるのは「修理」
・次に優先されるのは「代替え品との交換」
・最後に選択されるのが「弁償」

 

引越し業者としては、利用者にお金を払う、ということはあまりしたくないのです。

 

基本的には修理できるのであれば修理して返却する、といった対応を考えています。

 

もしも出来ないのであれば、代替え品との交換を視野に入れます。

 

代替え品もない、といった状態になってしまったり、かえって高く付いてしまったり、と考えられる場合にはやっと弁償が採用されるのです。

 

弁償については納得行く金額になるとは限りません。

 

利用者にとって良いかといえばそうでもないケースも多いので、修理や代替え品の交換も悪いものではない、ということは覚えておくべきです。

 

 

■引越し荷物の中には補償されないものもある

 

・高額な品物

 

引越し業者は保険に入っていますが、いくらでも補償できるわけではありません。

 

配送にふさわしくないような高額なものに関しては、補償の対象外にされてしまいます。

 

高額な品物を運ぶ場合には、専門の業者を別に利用するべきです。

 

 

・1点ものである

 

アンティーク系の商品に多いのですが、1点物についても保証ができない可能性が高いです。

 

修理するのも高額になってしまいます。

 

さらに代替え品自体もありません。

 

弁償をする場合にも上限金額までの支払いしか出来ないので、アンティーク系の1点ものの配送に引越し業者は適していないのです。