大学進学で一人暮らしをするときは住民票を変更すべき?

大学へ進学する時には、初めて一人暮らしをする、といったケースもあるわけです。

 

実家からは通えない距離に学校がある場合も少なくありません。

 

そこで学生の初めての引っ越しですが、いろいろ頭を悩ませてしまうこともあるのです。

 

今回は住民票についてお話します。

 

学生が一人暮らしをした場合には、住民票を移す必要があるのでしょうか。

 

それとも移す必要はないのでしょうか。

 

 

■住民票はそのままでも良いが・・・

 

・法律上は違反していることになる

 

実質的に住民票は実家のままで構わない、ということになります。

 

しかし、法律上は問題あり、と考えられています。

 

法律の問題ですが、

 

転入届(市町村外からの転入)は、転入日から14日以内に届出なければならない。
転居届(同じ市町村内での移動)は、転居日から14日以内に届出なければならない。
転出届(市町村外への転出)は、転出前にあらかじめ予定日を届出なければならない。

 

上記のように決まっているのです。

 

しかも、これらを違反してしまった場合には、50,000円以下の罰金が課されてしまう、といった決まりもあります。

 

ただ、ほとんど問題視されていないことでもあります。

 

学生の場合、定期的に帰省している、といったケースも多いと思います。

 

大きな休みになると実家に帰省している場合には、その学生の本拠地は実家である、と考えられるわけです。

 

ただし、法律上の問題もあるので住民票を移してしまう、といったことも一つの方法です。

 

住民票を移したとしても特に実質的な問題が発生することはありません。

 

それでは、以下に住民票を移した場合と移さなかった場合のデメリットをそれぞれ解説していきます。

 

 

■住民票を移した場合と移さなかった場合のデメリット

 

・住民票を移した場合のデメリット

 

地元の成人式に出られなくなります。

 

大学に行くとなると、18歳や19歳の方がほとんどです。

 

これから成人式を迎えることになるのですが、成人式の招待は住民票のある地域で行われるのです。

 

仮に住民票を移してしまった場合には、実家のある地元ではなく現在住んでいる自治体で招かれてしまうのです。

 

旧友たちとの交流といったものができなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。

 

そして知り合いもほとんどいないと思われる成人式に出席するか悩まされてしまう、といった状態になるわけです。

 

 

・住民票を移さない場合のデメリット

 

運転免許を取得する時に住民票が必要になります。

 

特に大学生時代には多くの方が免許を取得しようと考えているわけです。

 

その時に住民票を取得するためにわざわざ地元に帰らなければならない、といった状態になりかねません。

 

ただ、こちらの問題に関しては解決方法もあります。

 

大学の長期休暇を利用して、実家のある地元で免許を取得するわけです。

 

たとえば大学生の夏休みは7月から9月の後半くらいまであるわけです。

 

その間に免許を取得してしまう、ということは難しい訳ではありません。

 

短期集中で取得してしまうわけです。

 

下宿先の近くで免許を取る、といった事を考えなければ、特に大きなデメリットにはなりません。

 

選挙に関するデメリットも有ります。

 

選挙に関しては、住民票のある地域の投票券が与えられます。

 

ですから、いま住んでいる下宿先の地域の選挙権はない、といった状態になってしまうわけです。

 

要は、いま住んでいる地域の選挙権はなく、実家の地元の選挙権がある状態です。

 

選挙に投票するためには地元に帰らなければならない、といった状況になりかねません。

 

20歳どころか18歳から投票できるようになりましたが、住民票を移さないで引っ越しを行ってしまうと、投票が実質的にできない、といった状況になりかねません。

 

投票のたびに地元に帰る、なんて面倒なことはできませんよね。

 

 

■結論|住民票は移すべきか否か?

 

・デメリットをチェックして判断しよう

 

人それぞれの考え方があると思います。

 

自分にとってどちらのデメリットのほうが大きいのか、といった事をしっかりと考えたうえで決めましょう。

 

どちらにもデメリットが有るので、問題があることは事実です。

 

親御さんと一緒に話し合ってみるのも良いかもしれません。

 

一つの解決方法として、成人式を迎えた後に住民票を移す、といったものがあります。

 

住民票を移すデメリットとしては、やはり成人式がかなり大きな比重を占めているわけです。

 

一方で、大学が終わった後に地元に帰る、といった事を考えている場合には、住民票をそのままにしておく、といった選択肢もあると思います。

 

住民票を何度も移すのは面倒な作業でもあります。

 

4年間だけその地域にいる、といったことが確定的であった場合には、住民票についてはそれほど考える必要はありません。

 

一方で、大学卒業後もその地域に残る、といった決意がある場合には、早めに住民票を移しておくのも一つの方法です。

 

住民票については正解といったものがありません。

 

自己判断が必要になってくるのです。