自家用車をどうしても持っていきたいかたへ

海外への引っ越しを考えている方の中には、国内で利用していた自動車を海外に持って行きたい、と思っている方も多いのではありませんか。

 

確かに、海外で自動車を購入するのは大変です。

 

また、乗り慣れた自動車でなければ事故を起こしてしまうのではないか、といったことも考えてしまうわけです。

 

今回は、自家用車を海外に持っていくために必要な情報を提供します。

 

自動車を運んでくれる業者はどこなのか。

 

さらに、輸送費はどれくらいかかるのか、といったことについてお話します。

 

最後には、自家用車を持って行ったほうがいいのか、それとも現地調達をしたほうが良いのか、といったことにも結論を出すので、海外へ行く予定のある方は要チェックです。

 

 

■国内の自動車を海外へ輸送してくれる業者とは

 

・日本郵船
・CAMEL JAPAN
・建鴻
・極東海運株式会社など

 

上記以外にも各社が対応しています。

 

船便で現地まで送ることになるので、到着までにはそれなりの時間がかかることになる点は覚えておかなければなりません。

 

基本的にコンテナ輸送となり、コンテナに自動車を入れて、運送していくことになります。

 

コンテナに入れることで、自動車が傷つくことなく輸送することができます。

 

自動車がコンテナの中で動かないように、足止めのような物を付けてくれる業者も多いのです。

 

ちなみに、バイクに関しても同じような感じで輸送してくれます。

 

 

・個人で自動車を輸送することは可能なのか?

 

かなり難しいのでやめたほうが良いです。

 

個人では無理、と言っても間違いではありません。

 

手続きも煩雑になってしまいますし、かえって費用がかかってしまうことも十分に考えられるのです。

 

そもそも自動車を運送するとなると、現地の審査を通さなければなりません。

 

その審査を通すノウハウ、といったものを個人の方は持っていないのです。

 

専門家である業者に依頼してしまったほうが確実、となるわけです。

 

ちなみに、日本からの持ち込みの手続きですが、持ち込む車の陸運事務所で、「登録証書」を発行してもらわなければなりません。

 

さらに、「海外仕様ナンバープレート」に付け替える必要もあります。

 

他にも細かい手続きがあり、個人で持ち込むのは思った以上に大変なのです。

 

 

■自動車の海外輸送にはどのくらいの費用がかかるのか?

 

【極東海運株式会社のケース】
<韓国へ自動車を運送する時にかかる費用>
・運賃・・・車体が5メートル未満:350アメリカドル、車体が5メートル以上:400アメリカドル
・船積み作業料金・・・6,500円
・車の保管・移動作業料金・・・4,000円
・BILL OF LADING発行手数料・・・2,000円
・輸出申告料・・・5,900円
・取扱手数料・・・15,000円

 

※その他に関税がかかります。

 

総額で80,000円前後はかかるとされています。

 

韓国の場合は、距離も短いので輸送費は安価です。

 

全体的に価格も低めに抑えられているので、自動車を輸送する価値はある、と考えて良いかもしれません。

 

問題はヨーロッパなどに自動車を輸送するとどれくらいの費用が発生するのか、ということです。

 

韓国までの輸送にかかる料金が安く思えるほどの費用が発生する可能性もあるのではないか、と思っている方も多いのではありませんか。

 

 

【日本郵船のケース】

 

<イギリスへ自動車を運送する時にかかる費用>
・運賃・・・10万3,427円
・取り扱い料・・・15,000円
・通関手数料・・・5,900円
・船積み料・・・20,000円
・保税輸送料・・・20,700円

 

欧米に自動車を輸送するとなると輸送量のみで、10万円は軽く突破してしまいます。

 

上記の場合は16万円程度かかってしまっているわけです。

 

ただ、16万円程度であれば、輸送しても良いのではないか、と思うかもしれません。

 

しかしその考えは甘いです。

 

実は、上記に加えて関税が発生してしまいます。

 

関税は自動車によってかなりの差があるのですが、最大で100%かかってしまうのです。

 

新車時の価格が300万円程度の自動車をイギリスに輸送したところ、関税だけで65万円程度かかってしまった、といった事例もあります。

 

それにプラスして保険料として20,000円程度かかることもあるので、自動車を輸送するだけで全体的に80万円程度かかってしまう計算になります。

 

 

■海外引越し時に自動車は輸送すべきか?現地調達すべきか?

 

・現地調達すべき

 

費用の面で述べたように、関税が大きなネックになってしまいます。

 

最大で100%の掛かって来るということは、100万円の価値がある自動車と判断されてしまえば、100万円を関税だけで支払わなければならないので、国によっても関税率は異なりますが、大きな負担になることは間違いありません。

 

国内で自動車を売却し、海外で自動車を購入したほうがお得、といった考え方もできます。

 

 

・海外で自動車を買うべきもう一つの理由

 

右側ハンドルの自動車が利用できないケースがあるのです。

 

国によっては、左ハンドルの自動車しか認められていないところもあります。

 

国内の自動車は右ハンドルなので、そもそも海外では利用できない、といったケースも考えられます。