家具は持っていくのと現地調達どちらがお得?
国内への引っ越しであれば、基本的に家具は持っていくものです。
引越し業者に家具を運んでもらうことになりますよね。
引越し先で位置から家具をそろえるのは大変、といった状況になるわけです。
一方で、海外へ引っ越す場合にはどうなるのでしょうか。
家具は持って行くべきなのでしょうか。
それとも現地で揃えるべきなのでしょうか。
今回は、ソファやベッドといった家具は国内から持って行くべきなのか、それとも現地調達をすべきなのか、といったことについて迫ります。
■そもそも国内の引っ越しで家具にかかる費用はどのくらいなのか?
・ベッド(折りたたみタイプ)・・・10,000円弱
・机(折りたたみタイプ)・・・4,000円前後
・椅子(折りたたみタイプ)・・・3,000円前後
・テーブル(100センチ以下)・・・5,000円から6,000円程度
・カーテン(200センチ以下)・・・4,000円から5,000円程度
・衣装ケース(1段)・・・1,500円程度
国内でも、家具の量が多くなればなるほど引越し料金がかさんでしまうケースが多くなります。
基本的に、荷物が車に積み込める量であれば、料金はその中に入れられるわけですが、家具の量が増えてしまえば軽トラックタイプではなく、2トントラックなど大きめのトラックに頼むような感じになってしまいます。
結果的に家具が引越し料金を高くしてしまうのです。
■海外への引越しにかかる料金とは?
・コンテナ一つで50万円ほどしてしまう
地域やコンテナの大きさにもよりますが、家具などを頼むとなると、コンテナ一つ分の荷物が発生してしまうことも珍しくありません。
4畳分程度の荷物であったとしても、コンテナで贈ろうとすると50万円程度かかってしまうのです。
そこまでかけてまで海外に家具をおくる必要はまずありません。
そもそも家電に関しては電圧の関係で日本のものは利用できないことが多く、持って行っても意味が無いのです。
家電は持って行かないとして、あと荷物になるといったら家具です。
家具を持って行かないと判断したら、コンテナを利用して海外に運送する必要がなくなります。
要は、前述した約50万円の費用が発生しなくなるわけです。
・家具は持って行くな!現地で購入すべし
その50万円の浮いたお金で現地にて家具を購入する、といった選択肢はいかがでしょうか。
どこまで家具が購入できるかは、現地の物価にもよりますが、一人暮らしであれば、十分な家具が購入できる金額ではありませんか。
ただ、そこで問題になってくるのが、日本に残る家具たちです。
持っているわけにはいかないので処分しなければなりません。
■家具はどのように処分すべきなのか?
・実家にあずけておくのも一つの方法
実家に余っている部屋がある場合には、一時的に預かってもらいましょう。
1年後か2年後に日本に戻ってくる予定があるのであれば、その時に再利用することも可能です。
国内への配送料ですが、前述した程度ですみます。
それほど高額ではないので、実家に送って部屋においておく、といった方法は一つの選択肢としておきましょう。
・リサイクルショップでの売却を検討する
比較的新しいタイプの家具であれば、リサイクルショップで売却できる可能性もあります。
家具の場合は、家電ほどの値段がつかないこともありますが、自分で処理することを考えると、リサイクルショップに引き取ってもらったほうがお得です。
リサイクルショップとは異なりますが、時間がある場合にはオークションで販売する、といった方法もあります。
落札者に送料を支払ってもらうようなオークションにすれば、送料が負担になることもありません。
リサイクルショップよりも高く売却できる可能性もあるのです。
・廃棄処分する
傷がついていたりかなり古くなっていたりして価値が無い、と判断できる家具に関しては、廃棄処分が適当です。
ただし、廃棄処分をするにもお金がかかってしまうので、どのくらいの費用がかかるのか、といったことは事前に把握しておく必要があります。
【廃棄処分にかかる費用例】
・食器棚・・・自治体の処分費用:300円から2,500円程度
・タンス・・・自治体の処分費用:300円から2,500円程度
・ベッド・・・自治体の処分費用:1,000円から1,800円程度
・ソファ・・・自治体の処分費用:1,800円程度
・テーブル・・・自治体の処分費用:300円から1,000円程度
※自治体の処分費用に関しては、自治体によって費用が異なります。
お住まいの自治体の処分費用を確認したうえで利用するか判断して下さい。
■家具の引越し先への運送と現地購入のシミュレーション
【家具を海外へ配送する時にかかる費用例】
・50万円
【家具を現地購入する場合にかかる費用例】
・10万円から20万円で揃うケースも多い
・賃貸物件であれば家具が備え付けられていることもある
家具を海外へ配送する場合には高額な費用がかかってしまいますが、現地で購入すればその半分もかからないケースが多くなっています。
また、海外では賃貸物件に家具が備え付けられているケースも珍しくありません。
わざわざ家具を購入する必要もないのです。